三日間風邪で寝込んでたけど、誰にも看病されなかった夜。
三日間、ほんとに何もできなかった。 食欲もないし、スマホ見るのもしんどくて、 ただベッドの上で毛布にくるまって、ぼーっと天井見てた。
熱が38度ちょいあって、冷えピタ貼っても汗が止まらない。 冷蔵庫にはスポドリ1本だけ。 誰かに「買ってきて」って言えたら楽なんだけど、 そんな相手もいないんだよね、今。
LINEも鳴らない。 SNSの通知も止まってる。 世界が自分を忘れたみたいに静かで、 ちょっと泣けた。 でも、たぶんこれが“今の私”なんだと思う。
熱のせいで夢ばっか見て、 昔付き合ってた人が冷えピタ貼ってくれてた夢とか見てさ、 起きた瞬間ちょっと笑っちゃった。 「都合いい夢すぎでしょ」って。
3日目の朝、体温計見たら36.8度。 少しだけマシになって、 部屋の窓を少し開けたら、秋の空気が入ってきた。 なんか、それだけで泣けた。 外はちゃんと季節が進んでて、 自分だけが止まってたみたいな気がして。
でもね、ひとりで寝込んでると、 “自分を大事にできるのは結局自分だけ”って実感する。 誰かに優しくされたい夜もあるけど、 自分で水入れて、自分で薬飲んで、 それを繰り返してるうちに、 少しだけ強くなる気がする。
布団の中で、 「次は風邪じゃなくて、誰かのぬくもりで汗かきたいな」 って思ったら、 ちょっと元気出た(笑)
治った今もまだ咳が残ってるけど、 こうやって文字打てるだけで幸せ。 たぶん、風邪って体だけじゃなくて心もデトックスしてくれるやつなんだと思う。
誰も来なかったけど、 この静かな三日間で、 ちゃんと自分と話せた気がする。 「よく頑張ったね」って言ってあげたい。 誰にも見せない夜でも、 私はちゃんと生きてた。
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